サバゲー初心者講座 by サバゲーる

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サバイバルゲームの基本ルール

実際にサバイバルゲームを楽しむためには、必ず守らなければならないルールや、マナーがあります。「知らなかった!」では済まされないことばかりですので、マスターしておきましょう。


ゴーグルの着用

サバイバルゲームは、身体を動かして遊ぶスポーツですので、安全に対する配慮は最も重要です。とくに、BB弾による失明などという重大な事故を防ぐためにも、サバイバルゲームでは最低限、専用ゴーグルの着用が義務付けられています。なお、フィールドや定例会のルールによっては、安全のために専用ゴーグルにいろいろな制限を付けている場合があります。

例としては

  • 「シューティンググラス禁止」

上下に隙間の出来やすいシューティンググラスが禁止のフィールドはかなり多くあります。また、上下に隙間が出来なくても脱落防止のバンドがない場合はシューティンググラス扱いになります。

  • 「フルフェイスタイプ必須」(フェイスガード必須)

目だけでなく、口元を覆うタイプガードが必須のフィールドもあります。

  • 「メッシュタイプ禁止」

透明なタイプではなく、メッシュになっているゴーグルを禁止している所もあります。これは粗悪なBB弾を使用すると、当たった瞬間割れて中に破片が入ってしまう為です。眼鏡着用の人だけはメッシュを使用しても大丈夫という処置もあります。

どのフィールドでも大丈夫な物は、フェイスガードつきのゴーグルタイプになります。が、曇りやすい為、曇り止めなどはしっかり準備しておきましょう。どのような場合でも、ゲーム中にゴーグルを外すことは禁止されています。もし、ゲーム中にゴーグルが曇った場合は、ヒット扱い(ヒットの定義は後で明記します)でフィールドを速やかに離脱して下さい。

サバイバルゲームで使用するゴーグルには、さまざまな種類があります


ヒットコール

ヒットは正直に申告しましょう。サバイバルゲームの根本的なルールとして、自分にBB弾が当たったら自己申告で「ヒット」申告をする、つまり「戦死扱い」になるというものがあります。発射側にこの「ヒット」が判る方法は、基本的にはありません。(距離が近いで見えた、音がするなどで判る事はあります)このルールを守らなければ、サバイバルゲームは成立しません。自己申告ですので、基本判定がプレイヤーひとりひとりにゆだねられます。常に正直に申告するようにしましょう。

基本的に、自分が持っている物に動いているBB弾が当たればヒットです。銃の先、装備品どこに当たってもヒットになります。

例外として、フィールドや開催ゲームイベントにより、銃に当たった場合はヒットにならない。壁に跳ね返った跳弾はヒットにしないなど、ヒットの範囲が設定されていることがあります。ゲーム開始前にルール説明がありますのでしっかり聞いておきましょう。

これを守らない人の事を「ゾンビ」といい、行為を「ゾンビ行為」と言います。フィールドへの出入り禁止処置などで対処されますので、絶対に辞めて下さい。

ヒットは正直に申告しましょう


暴言をはかない

相手に対して、例えば「今の当たっただろう!」、「このヤロウ!」などの暴言は禁止です。相手のマナーに不満があるような場合は、相手に直接言わず、主催者やフィールドのスタッフに、早めに告げましょう。

相手に暴言をはかずに、主催者や運営者に相談するようにしましょう


死体はしゃべらない

「ヒット」コールをした時点で貴方は「死体」です。「死体」は速やかにフィールドを離脱する必要があります。その際、離脱中や、離脱後などに戦場の情報を流すことは禁止です。「ヒット」コールをした場合、フィールド離脱まで何もしゃべらないようにする方が確実です。セーフティエリアに離脱後、死体同士で慰めあうのは良い事です。

死体はしゃべらない


セーフティでは銃に触らない。弾を抜く

最近多くなったルールですが、「ヒット」されてセーフティエリアへと出る際、マガジンを抜くようにしましょう。また、エアソフトガンは中に1-3発弾が残っている事が多い為、フィールドとセーフティの間にある「弾抜き」に「マガジンを抜いた状態で、2-3発空打ちをする」というルールになっています。(ガスガンなど、マガジンが動力になっているものはする必要はありません)この「弾抜き」が「チャンバーの中に弾を残さない」です。その後、銃のセーフティをかけるのを忘れずに。セーフティエリアでは、マガジンを抜いた状態でガンラックに銃を置いて下さい。セーフティエリアという場所は、みんなゴーグルをつけていない場所なので、エアソフトガンが暴発すると、事故となります。

ヒットコールすると同時にマガジンを抜く→弾抜きに2-3発撃つ→銃のセーフティをかける→セーフティエリアのガンラックに銃を置く。

という動作が出来るようになると良いでしょう。セーフティでは、銃の空打ちなどはしないようにして下さい。銃の調子が悪い場合などは、シューティングレンジで撃つようにしましょう。シューティングレンジを離れる際にも上記を行うのを忘れずに。同じようにフィールドに入る際には、上記の逆を行いましょう。

フィールドに入る→マガジンを入れる→銃のセーフティを外す

です。

ヒットされた場合は、ヒットコール→マガジンを抜く→弾抜きに2-3発撃つ→銃のセーフティをかける→フィールドから出る、の順に行います


サバイバルゲームのマナー

ヒットコールは大きい声と大きなアクションで

「ヒット」コールは大きい声で相手に伝えるようにしましょう。銃を降ろして手を振るなど、遠くの人にも伝わるようにしましょう。

「ヒット!!」という大きな声や、手を振る仕草などで対戦相手や味方にしっかりとアピールしましょう


ヒットした後は、フィールドを速やかに離脱する。

ヒットされた貴方は、死体ですが、まだフィールドでは戦いが続いています。戦場の邪魔にならないように、急いで離脱して下さい。交戦中を横切って撃たれても、それは仕方のない事です。「死体を撃った」と貴方が怒るより、「射撃のラインを潰した」と相手の方が多分怒っています。


気遣いや挨拶を忘れない

意図せず至近距離で撃ち込んでしまった場合や、ヒットコールが判らず撃った場合など、「すみません、大丈夫でしたか?」など相手を思いやった声をかけましょう。


レンタル、借り物はていねいに扱う

エアガンなどは乱暴に扱えば壊れるものです。特に借りているものは、どのようなものであれ相手の資産ですので、ていねいに扱うことを心がけましょう。


オーバーキルしない

相手が「ヒット!」と言っているのに気が付かず、トリガーを引き続けるのはやめましょう。撃ち続けるて周りが見えなくなると、場所を敵に教えるだけでなく、近くに接近されるのも気がつきません。

オーバーキルには気をつけましょう


味方撃ちをしない

マナーとして気をつける。相手を確認してから撃つ。だけでこの味方撃ちはだいぶ減ります。それでも起こる時は起きてしまいますが、マナーとして気をつけておくだけでだいぶ違います。

フィールドによって、この味方撃ちは対応が分かれます。

  • 撃たれた方がヒット(通常と同じ)
  • 撃った方がヒット扱い、撃たれた方がセーフ
  • 撃った方、撃たれた方両方ヒット

ブラインドショットの禁止

障害物から手だけ出して撃つ事をブラインドショットと言います。相手を見ずに撃つと、上記のオーバーキルをしてしまったり、味方を撃ってしまったりします。ちゃんと相手を見て、狙って撃つようにしましょう。

ブラインドショット


障害物移動の禁止

フィールドにもよりますが、障害物などのフィールド施設を移動する事は禁止されています。バリケードを動かして自分の使いやすいようにしたりなどはしないようにしましょう。


相手へ直接触れる事の禁止

過去、ナイフアタックという名前で相手に触れたら触れられた方がヒットになるルールがありましたが、現在は、ほぼありません。相手に触らないようにしてください。相手に触れた場合、両方ヒットになるのが最近の対処の主流です。(これもフィールドに確認してください)しかし、相手に触れなければ、このような問題は起こりえません。

ナイフアタックというルールは、現在ではほぼ使用されていません


フリーズコールの禁止

相手が気が付いていない時、相手の近くで「フリーズ」と言えば、相手はヒット扱い。というルールがありました。これも現在は、ほぼありません。ただし、相手がまったく気が付かずに2mぐらいの距離に近付いてしまう事はあります。その場合は、「相手の痛くない所を撃つ」という対処をする事が最近のルールになっています。(痛くない所というのがどこかは諸説わかれますが)フリーズコールを採用している所、イベントでは、「フリーズコールに強制権ない」となっています。つまり、「フリーズ」と言っても相手が撃ち返したり、逃げたりできるというルールです。これは「何メートルからがフリーズなのか?」という論議から生まれていますので、基本的にはしなければよいだけです。また、逆にされた場合は諦めて、受け入れる潔さも必要です。

フリーズコールの禁止


シューティングレンジ使用時間の確認

サバイバルゲームでは「音」が重要となる場合があります。ゲーム中、早く死んでしまってセーフティエリアに戻った時、時間つぶしや銃の調子を見る為に、シューティングレンジで試射したくなる事があります。しかし、それはフィールド内でゲームをしているプレイヤーには紛らわしい音になってしまう可能性がある為、ゲーム中にシューティングレンジの使用は禁止となっているフィールドがあります。ゲーム中にシューティングレンジを使用する際には、フィールドの管理者か、主催者に確認を取るようにして下さい。ゲームをやっていない休憩時間の使用は問題ありません。


トリガーにはゲーム中以外指をかけない

記念撮影や、移動中に、ついトリガーに指をかけてしまいがちですが、指はかけないようにしましょう。マガジンを抜く、セーフティをかける、トリガーに指をかけない。までやっても暴発する危険性があるのがエアソフトガンです。

トリガーにはゲーム中以外指をかけない


サバイバルゲームの種類

サバイバルゲームは、統一された正式なゲームルールが存在するわけではなく、自由に考えて遊べるという特徴があります。特にフィールド貸し切りでは、みんなが楽しめるゲームルールを準備しておくことも必要です。ここでは、代表的なゲームルールを紹介します。


フラッグ戦

2チームにわかれて、敵・味方の陣地(スタート地点)にそれぞれフラッグ(旗とホイッスル)を1つずつ設置して、お互いに敵のフラッグを取り合うゲームです。制限時間内で、先にフラッグを取った(ホイッスルを鳴らした)ほうが勝利となります。シンプルでわかりやすく、攻略の奥も深いため、定例会などでも最も多く開催されています。相手を全滅させていても、フラッグを取らなければ負けです。


センターフラッグ戦

フラッグ戦の応用パターンです。2チームにわかれてるまでは同じですが、フラッグは1本になります。制限時間内で、このフラッグを自陣に持ち帰る。もしくは、フラッグを指定された色に変更するなどがあります。


ポリタンク戦

フラッグ戦/センターフラッグ戦の応用パターンです。フィールドに配置されたポリタンク(移動できるフラッグでも可)を自軍の指定の位置まで移動させるのが目的となります。センターフラッグとの大きな違いは、ポリタンクを複数用意して、最終的に何個移動させたかを競います。復活をありにするのか、しないのかで、ゲーム内容はまったく変わってきます。


殲滅(せんめつ)戦

2チームにわかれて、敵を全滅させたら勝利となるゲームです。セーフティで人数の把握を行って、終了(全滅) の合図を行うか、制限時間の時点での生き残り人数により勝敗を決めることができます。敵を倒すだけ、という非常にシンプルなゲームですが、フィールドを縦横無尽に動くことになり、攻略の奥は深いといえるでしょう。


カウンター戦(復活戦)

殲滅戦の応用パターンです。ルールは殲滅戦と同じですが、ヒットされたプレイヤーは、フラッグまで戻ってカウンター押し、再度出撃できます。制限時間一杯まで闘って、カウンターの数が少ない方が勝利となります。

また、これの応用として、「カウンター100までは復活可能、それ以降は殲滅戦」などのルールにも変更可能です。


カウンターマッチ戦

センターフラッグ戦の応用、カウンター戦の応用で、センターフラッグに置いてある自軍のカウンターをどれだけ押したかのルールにするパターンです。センターフラッグを殲滅して、カウンターを連打する事で自分の得点とします。戦場が一極化してしまうので、カウンターを置く場所を数か所用意するがのいいでしょう。


オセロ戦

殲滅戦の応用パターンです。2チームを2つに分け、オセロの初期配置のようにフィールドに配置してスタートします。


大統領選/リーダー戦

殲滅戦の応用パターンです。チームのリーダーを決め、そのリーダーがヒットされると負けになるゲームです。


攻防戦

攻撃側と防衛側に2チームにわかれて、攻撃側は防衛側を殲滅すれば勝ちとなります。防衛側を、ある程度先に配置して、攻撃側が1か所から出撃する形になりますので、このルールもいろいろなバリエーションが考えられます。大体は防御側が有利となる為、防衛側に不利な条件がつけられます。

  • 攻撃側は復活無制限で防衛側を殲滅するまでの時間を競う(制限時間内に防衛側を殲滅出来なければ防衛側の勝ち)
  • 攻撃側はフルオートを使用してOK。防御側はセミオートのみ。(制限時間内に防衛側を殲滅出来なければ防衛側の勝ち)
  • 攻撃側と防衛側の人数に差をつける。

脱出戦

攻防戦の応用パターンです。配置はかわりませんが、攻撃側は防衛側の配置をぬけて、最終地点まで移動するのが目的です。誰が脱出してもいいのか、リーダーを脱出させればいいのか、でルールの幅が広がります。リーダーを脱出させればいいルールの事を「大統領脱出戦」など表現する事もあります。


人質救出作戦

攻防戦の応用パターンです。人質をフィールドの奥に用意、攻撃側は人質の所まで移動、人質にタッチしたら、その人質をゴールまで移動させるのが目的です。


いろいろなシチュエーションゲーム

  • 狐狩り戦

    攻防戦の応用パターンです。攻防戦において、防衛側の人数を圧倒的に少なくして、防衛側の火力を上げる事を「狐狩り戦」と呼びます。
    防衛側(狐):少人数(例:3人) フルオートあり
    攻撃側:大人数(例:10人) セミオートのみ
    勝敗条件は、攻防戦と同じです。

  • ターミネーター戦

    攻防戦の応用パターンです。ですが、主旨が少々変わります。撃っても死なないターミネーターを用意して、制限時間内に逃げ回るのがメインです。ターミネーターを倒す手段を用意する場合は、「ターミネーターに風船などをつけて割れたら終了」や、「ターミネーターの体力を多く用意する」などで対処します。
    防衛側:大人数(例:20人) セミオートのみ
    攻撃側(ターミネーター):少人数(例:2人) フルオート、HP20

  • スパイ戦

    殲滅戦、フラッグ戦の応用パターンです最初に、スパイ本人しかわからないようにスパイを決定します。普通に殲滅戦、フラッグ戦を行いますが、スパイは「いつ裏切っても大丈夫」です。相手チームにスパイをわからせるかどうかでゲームの動きが変わります。

  • メディック戦

    カウンター戦(復活戦)の応用パターンですメディック役を用意して、その人に触れた場合は復活できるようにします。このゲームでは「ヒットコール」した後、フィールドを離脱せずその場で「メディーック!」とメディックを呼ぶ行為が追加されます。メディックは呼ぶ人の所まで行って、触れて復活させて下さい。最前線で死ぬと、メディックが死ぬ事になって負けてしまいます。

  • リアカン戦(リアルカウント戦)

    ノーマルマガジンに、リアルカウント(本物の銃と同じ装弾数)しか入れる事ができないルールです。弾を多く持っていくためには、その分マガジンの本数が多くなったり、無駄に弾を撃つと、マガジンチェンジしている隙に相手に回り込まれてしまいます。リアリティも高く、緊張感も高いかわりに、装備の準備に費用がかかります。

  • セミオートオンリー戦

    どんな銃でもセミオートでしか射撃する事が出来ないルール。間違えてフルで撃った場合は大抵ヒット扱いになります。定例会でも行われる事が多いメジャーな制限戦です。

    • ハンドガンオンリー戦
    • エアコッキングガンオンリー戦
    • エアコキハンドガンオンリー戦
    • ショットガンオンリー戦
    • リボルバー戦

    いずれも、武器の制限をつけたゲームです。参加者全員がその武器を所持している事が必要となります。


ポジションや作戦を考える

サバイバルゲームでは、サッカーなどのスポーツと同様に、ゲーム中の役割として「ポジション」というものが存在します。これはゲームへ参加する方のエアガンの種類や装備、好み、性格などによって方向性が出ます。サバイバルゲームは自由な遊びですので、「攻撃ポジション向けのエアガンを持っているから後方にいてはいけない」、などの決まりはまったくくありません。自身の体力や考え方、作戦に応じて、楽しくゲームを展開しましょう。代表的なポジションは下記の通りです。また、ゲームルール「フラッグ戦」においての立ち回り方の一例を記載しています。
アタッカー(攻撃手):おもに前線に出てフラッグへの到達を目指す
ディフェンダー(防衛手):自軍フラッグへの敵の到達を阻む
スナイパー(狙撃手):身を潜めて一撃必中のヒットを狙う