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ども、ダガーです。
最近、ゲッター1さんが映像作品のレビューをしてるので、僕も刺激されたのでブックレビューでもしてみようかと思いました

テーマは「銃器」です。サバゲ系SNSですしね、銃器を印象的に描写してる作品を紹介させてもらおうかなと

あらすじは冷戦当時、特に作中に年代の表記はなかったと思いますが70年代後半から80年代前半、米ソの冷戦に翻弄されたクルド人の男が復讐のためにアメリカに潜入し、暗殺を試みるというものです。

作者はスワガー・サーガでおなじみのスティーヴン・ハンターですが、これはスワガー・サーガと同じ世界線にあるものの一部の登場人物の名前が被るだけの独立した作品です。ですので、いままでハンター作品を読んだことがない人でも十分楽しめます

いやー、冷戦に翻弄された少数民族の悲しみがすべてこの暗殺者に込められていて、すげぇ泣けました。ただの悪役じゃない。ていうか、善だの悪だのてのはそれぞれの主観にすぎないていう、これほんとにエンタメかよっていう骨太のテーマが貫かれてて、変な意味でちょっと重いです。

で、この暗殺者が携える銃器が、Vz61スコーピオンです。僕はこの暗殺者に深く共感して、マルイのスコーピオンをIYHしました。彼の気分を少しでも理解したかったのです

コンパクトで高火力というスコーピオンの魅力が要所要所ででてきますので、スコーピオン好きの人に読んでほしい小説ですし、逆にいままでスコーピオンに興味がなかった人でも冷戦時代のCIAとか少数民族とかいうのに興味がある人に呼んでもらってスコーピオンを好きになってもらいたい

いや、スティーブン・ハンターならほかに読む作品はあると思うのですけど、スコーピオンがこんなに魅力的に描写してる作品を他に知らないので紹介させていただきました

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コメント 2

これ以上ありません。

Nazgul

Nazgul

国を持たない民族の不運が続いていますよね。彼ら側で見るかEU(NATO)
側で見るか、アメリカ側で見るか、シリア側で見るか・・・読む人の思想でも
解釈が分かれそうな本ですね。

ミーハーなので、何かの他の裏付けで買った銃はL115(AW)くらいですね。
ちょうど、このクルド人の話題に近いのですが、ペシュメルガとSASの
共同作戦でのISILから人質を救出する戦闘に使用され活躍した銃という
ところから、エピソードに惚れて買ってしまいました。
重いという事に気付いたのは届いた後でしたけど(笑)
ゲームには自分で使えていませんが、シューティングでは猛威を振るって
ます。

ダガー

ダガー

Nazgulさん

レスありがとうございます
40年近く前に書かれた小説とは思えない位身につまされる話でした
アメリカもソ連も少数民族を利用してたし、その利用された彼も米ソを利用してたつもりでした…僕もアメリカ目線で読んでたつもりでしたが、読み終わった頃にはクルド人に感情移入しちまって…

思えば、僕がゲリラだの諜報員だのといったコスが好きなのもAKに思い入れがあるのもこの本にも原因があるのかもしれません

仕事柄、「お客様は商品だけじゃなくて、背後にあるヒストリーも買うんだよ」と教わってきましたので、その人質救出作戦で使われたL115をIYHされた気持ち、なんとなくわかりますw

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